博士課程 目的・目標
 
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5つの日本赤十字看護大学が共同し、遠隔授業による教育・研究指導を実施

学校法人日本赤十字学園が運営する5大学が共同で開設した博士課程です。高速・双方向の遠隔授業システムを活用し、学生は全国の多様な経験を持つ教員から教育・研究指導を受けることができます。

共同看護学専攻の学生は、学籍を置く大学以外の学内施設(図書館、教室、情報機器など)についても、事前に届け出を行うことにより各大学に定められた時間内で利用することができます。

建学の精神

赤十字の看護は、赤十字の基本原則である人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性を行動指針とする。

そして、国際的な視野に立って人々の生命を守り、個人の尊厳と権利を尊重する。

その看護活動は、国籍・人種・信条及び政治的・社会的立場の処何にかかわらず、対象となる人々のあらゆる

健康レベルに応じた健康上の問題を解決することである。

本学の建学の精神は、これらの赤十字理念を基調とした人道を大原則とする。

目的

本大学院は、建学の精神である赤十字の理想とする人道的任務の達成を図るため、看護に関する学術の中心として、

広く看護の実践と教育・研究に関する理論と専門技術を教授研究し、深い学識及び卓越した感性と人間性を備えた

高度な看護専門職の育成を図り、看護学の発展とともに世界の人々の健康と福祉の向上と豊かな生活の創造に

寄与することを目的とする。

課程の目的

看護研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力  及びその基礎となる幅広く豊かな学識を養うことを目的とする。

教育目標

1
研究者として、自立して研究活動を行うために必要な高度の研究能力を養う。
2
知的な教養と柔軟性、先見性を兼ね備え、質の高い看護学の教育を行うための教育開発能力、
教育能力、課題解決能力を養う。
3
臨床看護実践や教育の場において、リーダーとして活動するための俯瞰力と指導・調整力を養う。
4
国内外の保健・医療・福祉の分野で広く活躍できる能力を養う。

アドミッション・ポリシー (入学者受入れの方針)

共同看護学専攻では、赤十字の理念である「人道(humanity)」のもとに、学際的な視野から独創的な学術研究
により看護学の発展に寄与できる能力を備えた人材の育成を目指します。次のような資質と能力、意欲をもった人材を幅広く求めています。

1
赤十字の「人道(humanity)」の理念に共感し、高い倫理性を備え、多職種と協働しながら、看護を発展させる意欲のある人
2
修士の学位又は専門職学位を有する者と同等以上の学力を有し、保健・医療・福祉の専門知識を持つ人
3
独創的な研究に取り組むための基礎的な力を有している人
4
研究を遂行するための基礎的な英語の読解力を有する人

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)

共同看護学専攻の設置の趣旨及び教育目標を達成するため、科目区分を設け必要な授業科目を配置するとともに、
当該科目区分ごとに履修要件単位数を定め、体系的なコースワークによる教育課程を編成しています。

1
看護学を導く理論を探求するとともに、高度な実践知を基盤とした理論を構築するための方法
及び研究方法を学修し、博士学位論文の作成に結びつけるために共通科目をおく。
2
看護における知識や技術の検証、新たな理論や方法論の創設等、より高度な研究能力を身につけ、
広範な健康問題や看護課題について実践的な研究を行うために専門科目をおく。
3
自らの研究テーマに関わる事例や先行研究を分析し、課題解決のための理論と方法論、技法に
ついて実証的に研究する手法を探究するために演習をおく。
4
博士学位論文作成に向け、専門領域の垣根を越え異なる専門性の観点から、実現可能な研究に
向けての方向性を明確化するために合同研究ゼミナールをおく。
5
保健・医療・福祉の場で科学的視点を持ち教育・研究能力が発揮できる高度専門職業人に必要な
研究能力の修得を目指すために特別研究をおく。

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与に関する方針)

修了要件となる単位を取得するとともに、博士論文の審査及び最終試験に合格し、次の条件を満たすもの
に博士(看護学)の学位を授与します。

1
看護学の専門性を探求し、学際的な視野から独創的な学術研究を自立して推進
する能力を有している。
2
研究成果を発信し、社会に還元する能力を有している。
3
看護教育・研究・実践において、指導的立場を担い、看護学の発展に寄与できる
能力を有している。

学位論文審査基準

学位論文審査基準を公開しています。

こちらからご覧ください。